【保険】保険の無料相談に行かなくてよい理由【損する仕組み】

保険
弟くん
弟くん

最近、保険の無料相談のCMよく見るよね。僕も保険見直しのために1回行ってみようかな!無料だし!

やめときな。その感じで行くといいカモ🦆にされちゃうよ〜

2じろう6
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弟くん
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カモだって!?どういうこと?

そもそも何で「無料」か、考えたことある?タダでうまい話はないよ〜

2じろう6
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・保険を見直して保険料を安くしたい
・自分に合った保険が知りたい
・無料の保険相談に行って専門家の話を聞きたい
・無料相談って本当に大丈夫なの?

ここ数年、テレビのCMを見ていると保険の無料相談のCMが増えましたよね。イオンなどのショッピングモールにもかなりの確率で保険が見直せる店が入っています。「無料」なので、気になっている方、一度行ってみたいと思っている人もいるのではないでしょうか。

実は私も気になって保険の見直しに行ったことがあります。私は「保険コンパス」という店に行きました。いい匂いのするおしぼりとコーヒー、ちょっとおしゃれなチョコレートまで出てきて、もしゃもしゃ食べながら相談したのを覚えています。

しかし、なぜ「無料」なのでしょうか。私に対応してくださったスタッフの方もファイナンシャルプランナー(以下FP)の資格を持つ専門家でした。専門家のアドバイスが受けられて無料??冷静に考えたらありえませんよね。

私自身もFPとして活動しています。保険の見直しで対応してくださる方は、高確率でFPですので、同業者ということになります。同業者の私は、「無料の保険相談」が広まっていることに危機感を抱いています。行こうとしている人がいたら止めます。

そこでこの記事では、無料の仕組みと、保険相談には行かなくてよい理由を解説します。お金が絡む世界で「無料」のものは、必ず裏があるからです。

ただ、利用価値がまったくないか・・・と言われれば、そうでもありません。いいところだけを都合よく利用させてもらえばいいのです😄

この記事を読めば「あなたが無料の保険相談に行かなくてもよい理由と効果的な利用の仕方」が分かります。

無料の保険相談の仕組みを理解して、お金を失わないようにしましょう!

1 無料の保険相談に行かなくてもよい理由

結論

・不要な保険を契約させられる可能性が非常に高いから

2じろう6
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人生において必要な保険は大きく3つしかありません。詳しくはこちらの記事を読んでください。

1.1 保険の無料相談はどうやって利益を出しているか

きれいな店を構え、専門家が人生設計や保険の相談を無料でしてくれるのはなぜでしょうか。

答えは、保険代理店(保険見直し本舗や保険の窓口など)や代理店で勤めるFPは保険会社から手数料(紹介手数料や契約手数料)を受け取っているからです

2じろう6
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相談者(あなた)が保険商品を契約したときに、保険会社から報酬が支払われるため、相談そのものに費用をかける必要がないのです。

保険代理店の収入源は以下の2つです。

1.2 契約時の手数料

  • 保険代理店は相談を受けた後、保険商品を契約してもらうことで、保険会社から一定の報酬を受け取ります。
  • 商品によって手数料率が異なり、生命保険や医療保険など長期契約のものは高めの手数料が設定されています。

代理店側も商売なので、儲かる保険を売りたいと考えるのは当然です。儲かる保険というは契約期間が長い保険です。長期契約の保険を売ろうと代理店は言葉巧みに勧めてきます。

よくある売り文句

・65歳まで保険料を払ったら保障は一生涯で老後も安心!
・60歳まで生存していたら元金に少しプラスしてお祝い金が出ますよ!
・貯金みたいなものなので、老後の蓄えにどうですか?
・保険は節税にもなって、いろいろ保障がついてくるのでお得ですよ!
・年金だけでは心配ですよね。だから自分だけの年金を作りませんか?

これらの売り文句が言葉が出てきたら要注意です。その話の後に勧められる可能性が高い保険は以下の保険です。先に言っておきますが、どれも不要な保険です。

代表的な不要な民間保険

・医療保険
・終身保険・養老保険
・個人年金保険       など

他にも不要保険はありますが、健康・老後・貯蓄・節税にひっかけてこれらの保険を勧めてきます。大事なことなので何度も言いますが、人生において必要な保険は3つしかありません。

2じろう6
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医療保険も、終身保険も、個人年金保険も、保険期間が長いことが多いです。保険会社はたっぷり儲けられて、それを契約させた代理店もたっぷり儲けられるってことです。

相談自体を無料にしても、代理店は不要な保険を契約させることで十分利益が得られるということです。

不要な保険を契約すると、保険料が家計を圧迫します。いらないものを売りつけられる無料相談にわざわざ行く理由はありません。

1.2 継続的な手数料(維持報酬)

  • 契約者が保険料を支払い続ける限り、一定の割合の手数料を継続的に受け取る場合もあります。
  • 長期間にわたって収益が見込める仕組みです。

一度契約すると、定期的に連絡がきます。満期がせまっている保険がある場合、メールや電話で「更新時期がせまってきています」「更新をご検討ください」「更新手続きのために一度来店お願いします」と連絡がきます。

契約を維持することで得られる報酬があるからです。

更新する保険がなくても、「こんな保険があるのでどうですか」「いまのお客様に合った保険をもう一度考えます」など、新しい勧誘や見直しを進める連絡が来ることがあります。

2じろう6
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親切な感じがしますが、立派な営業です。

そもそも不要な保険を契約しないことが大切です。代理店も保険販売のプロです。売ることに特化して鍛えられています。知識がないと、あっという間にその気にさせられてしまいます。

今でこそ、勉強したのでもうセールストークにはのせられませんが、昔は不要な保険を契約してしまったことがあります。その気にさせられた一人です。くやしい!!!!!

保険にあまり詳しくない、断る自信がない、話を聞くとその気にさせられてしまうのが心配な方は、無料相談には近寄らないようにしましょう。

2 無料の保険相談の効果的な使い方

結論

・必要な保険の比較を手伝ってもらう
・面倒な保険加入の手続きを手伝ってもらう

必要な保険は「掛け捨ての生命保険」と「自動車保険のような損害保険」と「火災保険」だったね。

2.1 必要な保険の比較を手伝ってもらおう

保険の無料相談は不要な保険を売られるという最大のデメリットがあるのですが、メリットもあります。

無料の保険相談のメリット

・保険のプロに相談でき、自分に合った商品を見つけやすい
・保険の仕組みや違いを詳しく知ることができる
・何社もの保険を比較検討できる

これらのメリットを生かして、自分が入りたい必要な保険の説明や比較検討を手伝ってもらうことは効果的です。

掛け捨ての生命保険に加入することを例に解説していきます。

大事なのは、来店して最初に「今日は『掛け捨ての生命保険』を検討しに来ました」と伝えることです。

そうすると相手は営業の余地が減り、余計なものを勧めにくくなります。

その後は素直に悩んでいることを伝えて相談しましょう。「子どもが成人するまでの養育費はいくらくらい?」「学費はいくらくらいかかる?」「稼ぎ頭が亡くなってしまったとき、いくらぐらい保険で備えておくと安心か?」などです。

2じろう6
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真っ当なFPなら適切な金額を考えてくれるはずです。ポイントは、社会保険の保障もふまえて、生活費や学費の足りない分を計算してくれているかどうかです。

保険でいくらぐらい備えるか定まったら、いくつかの保険会社のプランを提示してもらい、比較、説明してもらいましょう。比較して保障がほぼ同じ内容なら、保険料がより安いものを選べばOKです。

2じろう6
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「〇〇生命の△△保険に入りたい!」と入りたい保険を決めて店に行くのもおすすめです。余計な営業されず、時間の節約にもなります。店によって扱っている保険会社が違うので、ホームーページを見たり問い合わせたりしてから予約しましょう!

不要な保険を勧められそうになったら、「いりません」とピシッと淡々と毅然と断りましょう。

2.2 面倒な保険加入の手続きを手伝ってもらう

保険の加入は手間です。今はネットで入れる保険も増えてきたので自分で入ることもできなくはないですが、プロに聞きながら手続きしたほうが分からないこともすぐに聞けて時間の節約になります。

無料相談で入る保険が決まれば、その場で加入手続きに進むことがほとんどです。保険に入る人自身が手続きをしなくてはなりません。いろいろな情報をパソコン等で入力しなくてはならないのですが、手続きの仕方を店の人がマンツーマンで教えてくれます。言われた通りに入力していくだけなのでとっても楽です。

2じろう6
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私は加入条件に「健康診断」がある保険を契約したのですが、健康診断を受ける病院の予約までしてくれました。

苦手なことや面倒くさいことは、プロに任せてしまいましょう!

3 まとめ

無料の保険相談は、あなたと保険契約を結ぶことで、保険会社から手数料をもらって利益を出しています。だから相談を無料にできます。

保険代理店はより高い利益を出すために、「終身保険」「個人年金保険」といった、契約期間が長期になる保険を勧めてきます。基本、いらない保険です。不要な保険に入らないようにするために、気軽に無料の保険相談には行くのはやめましょう。

弟くん
弟くん

お客さんのお金の悩みを解決するのがFPの役目でしょ。真剣に悩みを聞くフリをして、自分たちが儲かる保険を売りつけてくるなんてひどいなぁ。

しかし、「掛け捨ての生命保険」「火災保険」のように、人によっては必要な保険もあるので、それらの保険に加入するためだけに行くのはありです。保険代理店は、どんな保険でも売れば多少の手数料は保険会社からもらえるはずです。相手も利益を得て、こちらも必要な保険に入れてwin-winです!快く対応しないFPもいるかもしれませんが(笑)

比較、検討の手間を省くためにプロの知識を借り、面倒な手続きを手伝ってもらいましょう!

2じろう6
2じろう6

本当に適切なアドバイスをもらいたい人は「有料のFP」を探すとよいです。相談料をきちんともらっていれば、保険を売る必要はないですからね。私も保険を売らないFPです!!

適切なアドバイスを受けるためには、適切な料金がかかります。無料でうまい話はありませんし、よい話は勝手に向こうからやってきません。

「無料」と聞いたら、「怪しい🤨」と疑い、相手にどういう儲けのシステムがあるか考えるようにしましょう。そうすることで大切なお金を守ることができます。

以上、2じろう6でした!

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