
兄貴、不要な保険を解約したいんだけど、知り合いに頼まれて入った保険だから解約の連絡を入れるの気まずいんだよ。
よくあるパターンだね〜。親とか知り合いとか先輩に頼まれて入った保険を解約すると、今後の付き合いも気になっちゃうよね。


そうそう。しかも担当の人は、すっごく親身になって俺の話を聞いてくれてたんだよ。なおさら解約するのは気まずくて・・・
(心のきれいな弟だな〜)

「家族や知り合いに頼まれて」「昔からの付き合いで」、こんな理由で保険に入っている人多いんじゃないでしょうか。
私はFPをしています。保険の話を家族や友人にすると、不要な保険に気づいて「解約しよう!」と思い立つのですが、人間関係を気にして解約に踏み切れない人がいます。頼まれて入ったものを急に解約したら、角が立ちそうという気持ちも分かります。
でも不要なものは不要です。不要なものにお金を払い続けるのはもったいないのでなるべく早く解約する必要があります。
そこでこの記事では、担当者に合わず、気まずい思いをせずに保険を解約する方法を解説します。
とても簡単な方法なので、解約したい保険がある人はすぐに行動しましょう!
・保険契約者は法律に基づき、契約を解除する権利がある
・保険会社のお問い合わせ窓口に直接電話して解約手続きをしよう
・解約後は、「私の財布が目当てだったんだ」と割り切ろう
1 保険の解約について

1.1 保険の解約に関する法律
保険契約者には、保険法に基づき契約を解除する権利があります。具体的には、保険法第54条および第83条により、契約者はいつでも自由に保険契約を解除(解約)することが可能です。これは契約者の意思を尊重するための法的な保証です。解約金や違約金などのペナルティも発生しません。

担当者が引き留めに来たら、「法律で決まってますよね」と言ってやりましょう!
1.2 解約のときの注意
解約はいつでもペナルティなくできるのですが、保険の種類によっては勢いで解約すると損していることがあるので注意です。代表的な保険は貯蓄型保険です。貯蓄型保険は以下のとおりです。
これらの保険は解約するときに、解約返戻金が戻ってくることが多いのですが、契約してから期間が短い場合は、払い込んだ額を下回って返ってくることが一般的です。その点は理解して解約手続きを進めましょう。

貯蓄型保険は不要な保険の一つです。契約してしまった瞬間、損する保険です。「解約すると損するからやめよう!」と思う人がいますが、契約していればもう既に損していますので、「高い授業料だった」と思って割り切って解約しましょう。私も過去にいっぱい入っていたのでたくさん損しました😂
2 担当者に会わずに保険を解約する方法

保険は保険会社の担当者、または保険の窓口のような代理店の担当者を通して入る人が多いと思います。
担当者の人に解約の話をしてはいけません。引き留めにきたり、心揺さぶるような話をしてきて時間が取られます。
解約したいときは、保険会社のお客様センターに直接電話しましょう。

保険に関する問い合わせをすべて受けてくれるので、「解約したいです」と申し出ましょう。

私が電話したときは「解約の理由」を聞かれました。私は「保険料が家計の負担になってまして〜」と言いました。きっぱり「不要になったから」でもOKだと思います。
電話をしたときに「担当者からの連絡は不要です」と伝えておくと、自分の担当者から連絡が入ることはありません。仮に連絡があったとしても、解約は権利なので、連絡に応じる必要もありません。
あとは書類が登録してある住所に送られてくるので、返送すれば手続き完了です。
3 自分は担当者にどう見られていたか考える
保険の解約に関する私の奥さんの実体験を話します。
私の奥さん(今は育児のため専業主婦)も貯蓄型保険に多く入っていましたが、働いていた頃に入っていたものであり、保険料が家計の負担になっていました。奥さんは最初、保険をやめることに抵抗があったため、保険の担当者に「もう少し保険料が安い保険はないか」と電話しました。資料を作ってもらい、自宅で面談をしました。

新しいプランをお持ちしました。こちらの保険はいかがでしょうか。奥様は過去に保険を使った経験もおありということなので、保険料は安くはなるのですが、保証はしっかりとしたものをご用意しました。2つのプランがありますが、どちらもおすすめです。万が一のために、しっかり備えられます!
詳しく見させてもらって、奥さんと相談してお返事しますね。
(すごく親身になって話をしてくれるんだけど全部貯蓄型保険なんだよな〜。しかも「安く」って言ってるけど、年齢が増えると更新で保険料がぐんと上がる商品だ。どう考えても利益を取りにきてる)


私自身もたくさん保険に入っているんで、とっても安心なんです!やっぱり保険に入っておくと私も家族も安心なんです。保険を使わなかったとしても貯金代わりにもなりますしね!
検討しますね!
(自分も保険に入らなければいけないほど契約取れてないのかな?ノルマとか大変なのかな〜?貯金したいなら、手数料たっぷり取られる保険より、普通の銀行で貯金したほうがよっぽどマシだな〜)

保険屋さんが返ったあと、もらった資料をもとに、保険料が安くなっていないこと、むしろ高くなっているものもあること、貯蓄型保険はそもそも損する保険だから不要であることを奥さんに説明し、納得してもらって、元々入っていた保険を解約をしました。
貯蓄型保険が不要な理由は以下の記事をご覧ください。
保険を解約した後、あんなに親身だった担当者からは一切連絡はありませんでした。

分かりやすい人です。契約があったから親身になってくれていたわけです。保険屋が親身にいろいろ話を聞いたり提案したりしてくれるのは、あなたのことを思っているわけではなく、あなたが持っている財布を狙っているからです。
家族から紹介された人でも、知り合いでも、友達だったとしても、保険屋が狙っているのはあなたのお金です。だって商売ですから。「お願いだから保険入って!」と言うような友達なら、その人とは縁を切りましょう。あなたのことを利用して自分が儲けようとしているのですから。
お金の切れ目が縁の切れ目。誰がなんと言おうといらないものはいらない。角が立つことを気にして、あなたが損するなんておかしな話です。
「私のお金が目当てだったのね!」と考えられれば、解約を踏みとどまることはないはずです。
4 まとめ

保険はいつでもやめることができることを知っておきましょう。あの手この手で引き留めようとしてくる人もいるかもしれませんが「やめる権利があります!」と主張すればOKです。
誰かの紹介だったり、親身に話を聞いてくれていた人だったりすると断りづらくなります。保険会社に直接電話して、解約書類を送ってもらいましょう。「担当者からの連絡は不要です」と伝言すれば、引き留めの電話がかかってくることもありません。かかってきたら出ずにおきましょう。
保険販売員とあなたのつながりは「お金」です。私たちも不要なものはいらないし、保険販売員も契約がなければあなたに優しくする理由はありません。きっぱり断る気持ちが大切です。

多くの販売員や代理店は「利益が取れるから」という理由で貯蓄型保険や医療保険をすすめてくるので、きっぱりやめてしまったOKです。
私の担当だった人みたいに、自分もたくさん保険に入っている人はどういう人なのかしら?


本当に保険に入っているかは話だけでは分からんからね。悲しいのは、自分が売っている貯蓄型保険や医療保険が「あなたのためのこんなにいい商品!」と本気で思っている保険販売員がいることだね。商品への理解不足で、本当は加入者が損する商品なのに、心からお客のためにと思ってセールスしている人もいるんだよ。
人生で必要なのは3つの保険だけです。私自身も昔はたくさん保険に入っていましたが、今は必要なもの以外はすべて解約しています。すべての心配事に保険で備えようとすると、確実に「保険貧乏」になります。
保険に対するきちんとした知識を身につけ、不要なものは解約し、浮いたお金を貯金や投資に回しましょう!
以上2じろう6でした!
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