
自動車保険の更新の案内が保険の窓口から届いてるよー。
もうそんな時期か。今年から「車両保険」は外そうと思ってるけどいい?


え!?今までずっとつけてたのに外して大丈夫なの?
私はFPの2じろう6といいます。私はいわゆる地方(ド田舎)に住んでおり、車がないと生活できません。妻も当然車に乗っており、自動車保険も1台ずつ入っています。
自動車保険は、人生で入っておくべき保険の1つです。自動車事故は「確率低・損失大」なので、保険で備えるべきです。「対人・対物無制限」の状態に必ずしておきましょう。詳しくは以下の記事をご覧ください👇
自動車保険に加入している方の中には「車両保険」をつけている人がいます。毎年なんとなく更新していて、ついているのが当たり前の方も多いかもしれません。
でも実は、車両保険はすべての人に必要な保険ではないのをご存じですか?
本記事では、車両保険の仕組みや、どんな人に必要・不要なのかをわかりやすく解説。
事故時の過失割合と保険金の関係にも触れながら、損しない選び方をお伝えします。
この記事を読むことで、保険料を安く済ませることができるかもしれません。ぜひ、最後まで読んでください。
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目次
1 車両保険ってどんな保険?基本をおさらい
車両保険とは、自分の車が事故や災害で壊れたときに、修理費などを補償してくれる保険です。
対象となる主なケース:
- 単独事故(電柱にぶつけた、縁石にこすった)
- 車対車の事故
- 台風や水害、火災、盗難など

自分の車の損害を補償するのは、任意保険の中でも車両保険だけです。全員が加入する自賠責保険は対人賠償のみです。
2 事故のとき、車両保険はどう使われる?【過失割合との関係】
▶ たとえば、車対車の事故でお互いに過失がある場合:
例:修理費40万円/過失割合50:50 |
---|
相手の保険(対物賠償)から:20万円(相手の過失分) |
残りの20万円:自分の車両保険でカバー |
つまり…
✅ 相手の保険で足りない分を補うのが車両保険の役割
しかし、車両保険を使えば等級は3等級下がり、翌年から保険料がアップします。
そのため、修理代が少額なら使わない方が得な場合もあります。
3 車両保険が「必要な人」と「不要な人」の特徴
今までなんとなく車両保険をつけていた人は、自分がどちらの条件が多く当てはまるのか考えてみましょう!
3.1 車両保険が「必要な人」の特徴
車両保険の保険料は決して安くありません。
以下のような人には「備え」としての価値があります。
✅ 車両保険が必要な人の条件
- 新車を買ったばかりで、車の価値が高い
- 高級車や盗難されやすい車に乗っている
- 修理費用を出す貯金に余裕がない
- 初心者ドライバーで事故リスクが高い
- 地域的に台風や水害の被害が多い
3.2 車両保険が「不要な人」の特徴
逆に、次のような人は車両保険を外しても大きなリスクが少ないケースが多いです。
❌ 車両保険が不要な人の条件
- 走行距離が少なく、運転頻度が低い
- 年式の古い車に乗っている(時価が低く、保険金が出ても少額)
- 自己資金である程度の修理代をまかなえる
- 万が一の時は「廃車にしてもいい」と思っている
- 保険料をできるだけ下げたい
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4 車両保険は「いったん立て替える必要がある」ことも知っておこう
保険に入っていても、修理費は一時的に自己負担が必要なケースがあります。
- 自分で修理工場に依頼 → 修理代を一旦自腹で支払い → 保険金が後日振り込み
- 保険会社の提携工場を使えば立て替え不要になる場合もあり

保険会社に「立て替えが必要かどうか」事前に確認しておきましょう。立て替えのような急な出費のためにある程度の貯金はしておく必要があります。
5 車両保険を使うと「等級ダウン」で損をすることも
車両保険を使うと、等級が3つ下がり、保険料が大幅にアップします。
📉 等級ダウンの影響早見表(目安)
現在の等級 | 事故後 | 割引率の差 | 保険料UP(3年間) |
---|---|---|---|
20等級 → 17等級 | 約60% → 約45% | +25,000円/年 | 約75,000円 |
15等級 → 12等級 | 約50% → 約35% | +30,000円/年 | 約90,000円 |
10等級 → 7等級 | 約30% → 約20% | +20,000円/年 | 約60,000円 |

修理費が10万円以下の場合、保険を使わない方がトータルで得なこともあります。車両保険の保険料は、修理費を先払いしているようなものです。車両保険を使うかどうか迷ったら、保険会社に相談して判断しましょう。
6 車両保険の加入率

2023年時点での車両保険の加入率は、全国平均で 46.6% です。(出所:気になるお金の情報メディア みらいのねだん)
これは、自動車保険に加入している車両のうち、約半数が車両保険を付帯していることを示しています。

でも、半分以上の人が車両保険に入ってないのね。入るのが当たり前だと思っていたけど、データで見ると全然違うね。
🚙 車種別の車両保険加入率
車種ごとに見ると、加入率には以下のような違いがあります(出所:レスポンス(Response.jp)+4KURU KURA+4保険の窓口インズウェブ+4)
車種 | 車両保険加入率 |
---|---|
自家用普通乗用車 | 63.2% |
自家用小型乗用車 | 52.6% |
軽四輪乗用車 | 48.8% |
二輪車 | 2.1% |
全車種平均 | 46.5% |
特に二輪車では加入率が非常に低く、自家用普通乗用車では比較的高い傾向があります。 (出所:www2.jalux.com)

自家用車には手厚く保険をかけている人が多そうですね。しかし、どんな車にも車両保険が必要というわけではないので、検討が必要です。
7 まとめ|「理解して選ぶ」ことで保険料はもっと節約できる
- 自動車保険は内容を理解しないと損をする仕組みになっています。
- 「なんとなく安心だから」という漠然な気持ちで加入するには保険料が高すぎます
- 車両保険はすべての人に必要ではありません。ライフスタイルに応じた見直しが大切です。
- 等級制度を踏まえた上で、保険を使う判断は慎重に!

周りの人が入っているからと言って、入る必要はまったくありません。大切なのは、中身を理解して、検討して自分で決めることです!
車両保険に加入せず、その分のお金を貯蓄や投資に回すのも一つの手です。見直しは一度比較サイトで検討することをおすすめします。自分で調べるのは手間なので、専門のサービスに任せてしまいましょう。!

ぜひ、自分にあった自動車保険の入り方を考えましょう。以上、2じろう6でした!
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