
先輩、家建てたときに火災保険入るじゃないですか。火事なんて滅多に起きるもんじゃないから、なんか入るのもったいないっすよね。
保険っていうのは「滅多に起きないこと」のために入るもんだから、入らなきゃいかんよ。そういや子ども何歳になったんだっけ?


今3歳になりました。もうやんちゃでやんちゃで。この前も走り回って棚に突っ込んで、木の棒折っちゃったんですよ・・・修理代、結構高くついて・・・
おっ、それ火災保険の出番かもしれんよ!!

私は娘が2人います。下の子は3歳でまさに暴れん坊将軍!小さい子どもがいると、家の中の家具や家電を壊されてしまうことがよく起きます。(うちだけですかね??😂)
実は、家具・家電が壊れされてしまったときに「火災保険🔥」が使えることがあります。
「火災保険なんだから、火事のときだけ使う保険でしょ?」って思っている方、けっこういらっしゃるんです。
この記事を読むことで、家の中で壊れて(壊されて)しまった家具や家電の修理代を、火災保険から支払ってもらえるかもしれません。
使いもしない保険の保険料はもったいないと思っていた人も、この記事を読めば、「そんなことにも使えるの!?」という新しい発見があるかもしれません。
我が家が火災保険のお世話になった実例をもとに解説していくので、ぜひ最後まで読んでください。
・火災保険は火事だけではなく、家具や家電の修理にも使える便利な保険
・保険適用になるかならないかは自分では分かりづらいので、とりあえず申請してみるといい
目次
1 火災保険とは

名前は「火災保険」ですが、火災だけではなく家に関する多くのトラブルに対応する保険だと考えてください。

ネーミングがよろしくないですね。火事ばかりに目がいってしまいますが、住まいに関する保険といった感じです。
火災保険は、日本に数えきれないほどある保険の中で「絶対に入っておかなければならない保険」の1つです。詳しくは以下の記事をご覧ください。
火災保険の補償の対象は「建物」と「家財」の大きく2つに分けられます。

家財というのは、家の中にある家具や家電、衣類、日用品などです。家の外(物置など)に置いてあるものも補償の対象となる場合があります。(商品、契約によって違うので確認が必要です)
建物の補償だけにするか、家財の補償もつけるか、契約時に決めます。
家財の補償をつけておくと、子どもやペットが家具や家電を破損しまうといった予期せぬトラブルで起きた時、家財の修理代が保険金としてもらえる場合があります。

補償をつけたか覚えていない、家財を補償してもらえることを忘れている人がいます。保険料払っているのに忘れているのはもったいないです!家財の補償がついているかは保険証券で確認してみてください。
確認したら家財も補償の対象になってたわ!完全に忘れてた!

2 保険金をもらうまで 〜我が家の経験とともに〜

我が家の「棚の破損」を例に、保険金をもらうまでの流れを説明します。
2.1 事故発生!

私の趣味のお酒を並べておく建て付け棚に、娘がふらっと突っ込んでしまいました!ビンの転倒を防ぐための棒が「ボキッ、メシッ」という音とともにへし折れました。
後で保険会社に時系列で説明できるように「事故発生日」をメモっておきましょう!また、事故が起きた場所も記録写真を撮っておきます。
2.2 家を建てた工務店に連絡
棚の修理をしなくてはいけませんので、工務店に修理の電話をします。
この時に大切なのは「見積書」を作ってもらうことです。見積書は保険会社に提出する書類になるので簡単な修理であっても必ず作成してもらいましょう!


2.3 工務店に修理をしてもらう
見積書を出してもらい、壊れたところを修理してもらいましょう。修理が終わったら修理したところの記録写真を撮りましょう!この写真も保険会社に提出します。


修理完了!保険会社に電話したときは「破損箇所の写真」と「見積書」が必要と言われましたが、折れた棒の写真だけだと状況が伝わりづらいと思ったので、修理後の写真も撮って添付しました。
2.4 保険会社に連絡
火災保険に加入している会社に事故発生の連絡をします。私が入っている保険は三井住友海上の火災保険で、インターネットから事故受付ができました。夜でも事故受付がしてもらえるので便利です。

事故受付が完了すると、登録したメールアドレスに照会番号が掲載されていますので、消去しないように保存しておきましょう。
私の場合は、翌日、事故の具体的な状況を確認するための電話がかかってきました。このとき電話をしてきた方が私の担当者でした。
このときの電話で、「破損箇所の写真数枚」と「見積書」を提出してくださいと言われました。提出方法は郵送かインターネットから選ぶことができます。必要なものを担当者に送ったらしばし待ちです。

私のときは事故の写真や見積書の写真を送信するためのページがエラーを起こしていたのでホームページの事故受付ページが使えませんでした。うまくいかないことを担当者に伝えたら、直接メールで送ってくださいと言われたので、メールに添付して送りました。担当者はスマホのショートメッセージ機能でアドレスを教えてくれました。
2.5 保険金支払いの決定の連絡
必要書類、写真を送った数日後、担当者の方から電話が来ました。「保険金の支払いが決まりました!」という連絡で、心の中でガッツポーズです😀

少しの手間で修理代がもらえるのでお得です!保険料払っているので使わにゃ損です!
この連絡をもらったときに、保険金をどこに振り込むかを聞かれました。あらかじめ金融機関決めておき、支店名、口座番号をメモしておくとスムーズです。(別件で申請したときは、金融機関名や口座番号を記入する用紙が郵送されたこともあったので、段取りは保険会社によって違うかもしれません)
必要な情報を伝えた数日後・・・

きたぁ!!!!保険金お支払いのご案内!これで無事手続きは完了です。
3 まとめ

火災保険の簡単な概要と家財の破損による保険金給付までの流れを説明してきました。この記事で伝えたいことは以下の通りです。
- 火災保険は入っておくべき保険の一つ。家財も補償の対象になっているか確認しよう。
- 不注意で壊してしまった家具・家電の修理代が、火災保険で給付してもらえるかもしれない。
- 保険金を請求するときは「見積書」「事故の様子がわかる写真」が必要。

「この破損も補償の対象になるのかなぁ?」と悩んだら、とりあえず申請するとよいです。「補償の対象になったらラッキー!」くらいの気持ちで申請しましょう!
我が家は家財の修理で保険金をもらったのは2度目です。以前、子どもが食洗機を勢いよく引っ張ったときに中のパイプが裂けて食洗機が動かなくなりました。引っ張ったことが原因なのか、実は劣化が原因だったのか分からなかったのですが、とりあえず申請してみたら、2万円近い修理代を補償してもらうことができました。
申請自体はお金がかかることではないので、修理が発生するような事故が家の中で起きたら、とりあえず保険会社に伝えてみましょう。

火災保険は自動車保険と違い、保険を使ったからといって、保険料が上がりません。1度保険金がもらえても、何度でも申請することができます。
保険料を払っているだから、「こんなことで連絡していいのかな・・・」なんて遠慮せず、どんどん使っていきましょう!火災保険は、適切に使えば家計を守る強い味方です。
以上、参考になれば嬉しいです。2じろう6でした!!!
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